資源があればいいわけじゃない
普段、ドラマをリアルタイムで視聴することのない僕ですらハマったTBS系ドラマ『VIVANT』。肌感覚でも「話題になっている」なあと思うのだけど、一方で、漏れ伝わってくる話を聞いていても、誰一人として話の中身を理解していな […] The post 資源があればいいわけじゃない first appeared on SOUL for SALE.
View Article社会学者とどこで出会うか
岸政彦さんが『岩波講座 社会学』の刊行に寄せて書かれた文章が話題になっていた。僕も前回の岩波講座を、学部時代に図書館で全巻読み通したので、このオールスターズの論集がいまの日本社会学のスタンダードを更新するものになればいい […] The post 社会学者とどこで出会うか first appeared on SOUL for SALE.
View Article2023年の音楽を振り返る
2023年は、音楽的にはものすごく充実した年だったと思う。フェスを含めたライブイベントへの参加は計12回。同世代でも現役のベテラン勢から新人まで観たけど、みんなフラットな気持ちというか、批評的な意識を持たずに「ただの客」 […] The post 2023年の音楽を振り返る first appeared on SOUL for SALE.
View Article社会が変わるときって
生きていることがもう間違い 1年の振り返りをする習慣がついたのは、ブログを始める少し前のことだから、1998年かそこら、だいたい25年くらい前のことだと思う。当時の僕は色んなことに追い込まれていて、それが回り回ってすべて […] The post 社会が変わるときって first appeared on SOUL for SALE.
View Article退屈じゃないこともAIに任せる
「AIによる業務効率化」がブームだ。といってもAIが仕事に使える、使わなければという機運が高まったのもこの1年足らずのことだし、技術動向が目まぐるしく変わっていることもあって、いまだ「定番」と呼べるスキルは生まれていない […] The post 退屈じゃないこともAIに任せる first appeared on SOUL for SALE.
View ArticleAIとのおしゃべりが持つ社会的意味
おしゃべりAIアプリのCotomoが話題を呼んでいる(記事1、記事2)。僕自身も一週間ほど、毎日数回、1回に2〜4分程度の会話をしているが、これまで様々な「おしゃべり」機能――後述するように、専門的にはソーシャルコンパニ […] The post AIとのおしゃべりが持つ社会的意味 first appeared on SOUL for SALE.
View Article没入型エンターテイメントについて考える
3月1日に東京・お台場にオープンした「イマーシブ・フォート東京」。事前に大きな話題を読んでいたことや、この分野について以前に論じていたこともあって、春休みのタイミングを利用して行ってきた。結論から言うと、自分が論じていた […] The post 没入型エンターテイメントについて考える first appeared on SOUL for SALE.
View Articleデザインだけが批判たりうる
現代の「思想」、特に批判的な思想は、自己の信念を裏付けるために使われる傾向が強く、その力は必ずしも全ての人に通用するものではない。そのため僕は「デザイン」を重視するようになった。「デザイン」とは、ビジュアルデザインだけでなく、言葉、写真、映像、音楽などの表現活動全般を含む。これらのデザインは、人々が批判的に思考するきっかけを作るものであり、現代において「批判的な思想」が本来の魅力を発揮するためには、...
View Articleそれでもまだ成長期
最近、あるデータを見ていて気づいたのだけど、こと働き方に関して言うと、自分の世代とその下の世代を比較したときに、僕らは「好きなことを仕事にしたい」「リーダーシップや決断力のある上司が理想」という傾向が強いようだ。サンプル […]
View Article「地雷」が多すぎる
すっかり本が読めなくなっている。 忙しいからではない。自己啓発に毒されて仕事に全力を出すのが癖になっているからでもない。 原因は、現代の情報過多だ。 この社会では、どんな商品に出会うときにでも事前の評価がついて回る。本で […]
View ArticleAIに論文を読ませる
「ワープロで書いた文章は、誤字脱字があっても気づかないので、卒論は手書きでの提出とする」 指導教授は僕らに向かってそう言った。1990年代も終わりの頃の話だ。 念のために言っておくと、当時、ワープロはもちろんパソコンも普 […]
View Article夏に受けた取材を振り返る
もう20年近く、いわゆるマスコミに取材を受ける側なのだけれど、面白いことにこうしたお仕事のタイミングは集中することが多い。何か特定の事件が起きて、それについての取材が集中するというのではなく、それぞれ独立のテーマであると […]
View Articleネオ労働価値説の到来?
「技術の進化と労働」というテーマは、もう10年も前からずっと話題になっているものの、そこで取り上げられる技術が日々アップデートされることもあって、尽きることのない関心を集めている。実はそれぞれの技術がもたらす影響は異なっ […]
View Article「中道」に注目すべき理由
9月23日、立憲民主党の代表に野田佳彦氏が選ばれ、27日には自民党の総裁に石破茂氏が選出された。2024年は米大統領選をはじめ先進各国で選挙イヤーなのだけれど、ここにきて日本でも年内に衆議院の総選挙が行われる可能性が高ま […]
View Article儚い支持
10月25日付の毎日新聞に、僕の談話記事が出ている。衆議院総選挙に関して、いわゆる「中道・無党派層」にどのような影響があるか、という観点でコメントを寄せたものだ。記事内で紹介しているデータは前のエントリで言及したものなの […]
View Article学園祭で日本の生産性の低さのルーツを見た
この週末は、勤め先の大学の学園祭だった。かつては大学自治の象徴として、学生たちの総会と投票によって開催を決定していた学園祭も、コロナ前くらいだったか、実行委員会が「総部」という大学公認の部活となり、ある意味ではシステマテ […]
View Article不安を解釈で埋め合わせる
2024年11月17日に行われた兵庫県知事選挙は、その発端となった一連のパワハラ疑惑により失職した斎藤元彦氏の当選という結果になった。学生たちからも「今回の選挙、誰に投票すべきですか?」という質問を度々受けたし、ふだん政 […]
View Article「誰が」陰謀論にハマるのかという問い
鹿児島大の大薗博記先生たちの研究が話題だ。 論理的思考が高い人ほど「斎藤氏は陥れられた」と考える傾向…鹿大・大薗博記准教授らが捉えた〝異変〟 兵庫県知事選〈末尾に出典元リンク〉 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 記事 […]
View Article2024年の音楽を振り返る
もう長いこと、年末にはその年の音楽を振り返るブログを書いているのだけれど、今年は本当にいい音楽に出会うことが多かった。また、この10年くらいライブハウスの現場で「いい曲」に触れることが多かったのだけれど、今年は配信やラジ […]
View Article奪い合いと分かち合い
2024年は僕にとって、この数年続いたスランプを抜け出す光が見えた年だったと思う。スランプと言っても別に仕事ができなかったとかではない。自分にとって納得のいく活動ができず、自分でも納得がいかないから、悪口や文句を言われる […]
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