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Channel: SOUL for SALE
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答えはいつも今だけ

先の見通し難い時代になっている、と誰もが言う。実際に予測できるかどうかはともかく、そのように思えるかどうかに注目したとき、確かに僕らの日々の生活では「先を見越して動く」ということは考えにくい。仕事術のような本を読むと、ごく短期的にはタスクマネジメントを通じて計画を立てることが大事だと言われるし、それが自己啓発までいくと、人生の目標を見据えて日々の行動を決定すべきだと書かれている。もちろんそれとは真逆...

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課題は「エデュテインメント」の次のステップ

アクティブ・ラーニングが大流行した社会学的背景 教育の世界には、実際に学校で行われている授業の外にも多様なトレンドがある。特に自己学習の世界では、昔から記憶術だの速読術だのといったメソッドがあるし、最近ではアプリを使った学習記録の活用なんてのも出てきている。そういった中でも近年での最大のブームは「アクティブ・ラーニング」だろう。アクティブ・ラーニング(能動的学習)とは文科省の資料によると...

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グリモアについてネタバレ含みで考察する

どうやら『グリモア(私立グリモワール魔法学園)』のテレビコマーシャルが始まるらしい。昨年末のブログでも取り上げたとおり、僕はこのゲームというか作品をとても気に入っていて、色んな人の前で「グリモアはいいぞ」という話をしているのだけど、実はあまりユーザーが増えることを期待していない。というのも、これも以前に書いたとおりこの作品はストーリーの部分がキモであり、以前のイベントの出来事などを知らずに始めてもゲ...

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神と天才とユートピア 第二部 パフォーマティブ労働の時代 (1)底辺の競争

痛ましい事件が起きると、僕らの心はひどく動揺する。自分の目の前で起きたことならもちろん、メディアで報じられる事件、事故、災害といったニュースにも僕らはこころをかき乱され、現場に花を手向けたり、少しでも何かの役に立てばと寄付をしたりする。それじたいは単なる僕らの心理の問題でしかない。行動経済学においてはこうしたメカニズムを、いわゆる経済学的な「合理性」に対して、僕たちの「非合理」なマインドの特性として...

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神と天才とユートピア 第二部 パフォーマティブ労働の時代(2) 薄利多売のパフォーマー

学生活動と「リア充格差」...

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「ポケモンGO」を社会学的に考えるためのヒント

以前から話題になっていたポケモンのキャラクターを用いた位置情報連動ゲーム(位置ゲー)である「ポケモンGO」が欧米でリリースされて1週間ほどが過ぎた。巷ではポケモンゲットに熱中する外国人や、関連株の値上がり、いわゆる「ポケモノミクス」についての話題でもちきりだ。日本でも同作がリリースされれば海外のような、あるいはそれ以上の熱狂が起きるはずだと当て込んだ人々の落ち着かない動きも、こうした話題への注目に拍...

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位置情報連動型ゲームにおける広告プラットフォームの可能性

前のエントリでは基本的に学術的な関心から「空間」と「情報」の話を論じたのだけど、その一方で僕も、「ポケモンGO」のような位置情報連動型ゲームが広告プラットフォームとしてどのような役割を果たしていくのかについては強い関心を持っている。これまで広告プラットフォームとして大きな影響力を持っていたソーシャルメディアとは異なり、リアルの店舗に直接的に送客を見込める広告は、競合する媒体も活用の仕方も独特のものに...

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現実をポケモンが徘徊する〜電脳コイル化するポケモンGO

「ポケモンGO」ファーストインプレッション まだ2日くらいしかたっていないのだけど、各所で歩きスマホする人を見かけるようになったのは、「ポケモンGO」のリリースの影響なのだろう。他方で、既に述べていたように神社などではこのゲームのプレイを禁止するところも出てきて(記事)、それ自体は神社側も予想できていたことだとはいえ、非常に興味深い動きになっているなと思う。...

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希望の時代の中で―『シン・ゴジラ』雑感

少なくとも周囲では話題だし、期待もしていたのでさっそく『シン・ゴジラ』を鑑賞してきた。「館長庵野秀明...

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不都合な話

三菱UFJ信託銀行のCMでは、ここ最近「相続」や「生前贈与」といったキーワードで信託銀行と消費者との関係を築こうとしている。その中でも面白いのが、中井貴一、柳沢慎吾、真田広之の三人による掛け合いが観られる「資産承継 「料亭」篇」だ。 その内容は、 柳沢さんが、父親に相続の話を持ちかけられたことをきっかけに、相続の話で盛り上がる3人。...

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『君の名は。』と「蝶々結び」――結びの物語

これまでも新海作品には触れてきたし、そこで描かれる作品構造についてもいろいろと考えてきた自分としては、『君の名は。』が事前評判通りに大ヒットしていると聞いては見ないわけにいかないだろうということで、公開二週目の週末に鑑賞してきた。梅田の映画館は満席で、上映後にはあちこちからすすり泣きの声が聴こえるという状態。数字という面だけでなく、質的にも大ヒットと言っていいだろう。...

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組織が変われないのは、替わりがないから――組体操が止められない理由

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「共感」を呼ぶべきか――炎上CMとバイラル

ネットの初期からそうだったのかもしれないけれど、ソーシャルメディア時代になって特に面倒になったなと感じることのひとつに、「意見の食い違い」がある。「感動した」と書けば「は?あんなのクソじゃんセンス疑うわ」と返され、「許せない」と言えば「じゃあこれもあれも批判しないと筋が通らないとおもいまーす」と突っ込まれる。そうした衝突を避けようとすれば、意見の違いは放置するのが吉となるのだけれど、たまに学生のつぶ...

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複雑な社会における真面目さについて

少しづつ年の瀬の足音が聞こえる晩秋の日。勤め先でも経理の皆様は、謝金の支払いなど所得税や源泉徴収と関係しそうな業務に慌ただしくなる。そして僕らのような請負業務を持っている人間にとっては、「マイナンバーを確認せねばならんので、番号の確認書類と本人確認書類のコピーを寄越せ」という、マイナンバー導入の趣旨に真っ向から反する非効率な要求が相次ぐ時期にもなっている。...

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Post-truthを考え直すためのメモ

Post-truthを巡る話の参考になるかな、と思って、拙著『ウェブ社会のゆくえ』(2007)を読み返している。特に第5章の「事実」と〈現実〉についての話は、複数の関心が絡み合っているのでややこしいけど、それなりにヒントになる話が多いように思う。...

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すきなら、すきと

ここ数日、右から左から同じ話の朗読が聞こえてきて、そのたびに泣いている。自分で読んでも泣いちゃうけど。...

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体感消費とは何か

消費というものに着目したときに、この数年の間に起きている現象はとても興味深いものが多い。一方に目をやれば訪日外国人の旺盛な消費意欲やハロウィンなどのイベント消費があり、他方では「若者の消費離れ」だとか「ミニマリスト」のように、消費しないことが現代の特徴に挙がる場合もある。もちろんどちらも現代のいち側面を表しているのだろうけれど、消費するにせよしないにせよ、その背後にどのようなメカニズムがあるのかは、...

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AI時代には「ナイス」な人が必要だ

竹槍突撃から抜けられない日本...

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2016年の音楽を偏った形で振り返る

あちこちで言及してきたように、今年はひたすらライブハウス通いを続けた1年だった。ワンマンライブをできるかどうかギリギリというレベルのバンドをたくさん追いかけ、若い女性が中心のお客さんに混じって拳を上げ、イベントライブ後の物販に並ぶメンバーとお話をするなんて、40過ぎてやることかと言われると恥ずかしいけど、いままでもそうだったように、自分がやってみたいと思ったことは、ゼロの気持ちで、そこに来ている人と...

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大きな区切りと道の途中

1年の区切りというものが、どんどん曖昧になっているように思う。のんびりと我が身を振り返る時間も意識しなければ作れないし、何かが終わるときには次のプロジェクトが始まっているわけで、文字通り「区切り」として生活の時間の中に意図して線を引く作業でしかないような気がする。...

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